圧巻の志高の響き(^^♪

いつもはウィーンフィルは、東京で聴くことがほとんどですが、

今回は、ラッキーなことにチケットを直前にゲット出来たのが

関西出張と重なった兵庫県の姫路でした。

姫路に行ったのも初めてでしたので、

コンサート前に姫路城を見て来ました。

お城のランキングがよく放送される時、いつも1位に選ばれるお城!

見た瞬間に白い城壁の美しさに目を奪われてしまいます。

コンサート前に世界遺産である姫路城を見れて良かったです。

日時 2025年11月8日(土) 15:00開演  会場 アクリエ姫路

l演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:クリスティアン・ティーレマン

ティーレマンの指揮で演奏会を聴くのは3回目になります。

初めて聴いたのは大分でオケはウィーンフィル(^^♪

R・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」と

ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」

2度目は、熊本でバレンボイムの代役で

ベルリン・シュターツカペレを振っての

ブラームスの交響曲第4番を聞いて感動したので

今回の姫路でのウィーンフィル公演は楽しみで仕方ありませんでした。

プログラムは

シューマン作曲 交響曲第3番 変ホ長調 作品97「ライン」

ブラームス作曲 交響曲第4番 ホ短調 作品98

 

シューマンは、4曲の交響曲を書いていますが

第3番「ライン」だけは5楽章構成で、

第一楽章はスケールが大きく、

雄大な景色が描けるので講演前に良く聴く大好きな音楽です。

ウィーン・フィルの美しい豊かな音色が

この曲の輝きをさらに引き出しているように感じました。

シルクみたいに滑らか弦楽器と温かい管楽器が美しく溶け合い、

ゆったりとドイツのライン川周辺を旅させてくれるような

演奏のように感じられ美音にグイグイと引き込まれていきました。

休憩後は、ブラームスの交響曲第4番、

この曲は、2000年にウィーンフィルが来日した時、

宮崎で聴いた感動は、未だ色あせていません。

その時の指揮者がマエストロ小澤征爾さんでした。

あの日の演奏が特別の宝物として、

生涯の思い出になっている曲でもあり

コンサートで演奏される機会も多い大好きな名曲です。

私のブラームス4番のイメージは、

秋風をイメージしながら聴く第一楽章♬

秋も深まり冬の到来を感じさせる第二楽章🎶

紅葉の美しさで明るさを感じる第三楽章♪

そして晩秋に今年を振り返ることが叶う最終楽章♫

最後のフィナーレでギアチェンジし胸が高鳴り

テンポとパワーを上げるところも急ぎ過ぎず、

バランス良く組み立ててるティーレマンの音楽創りは圧巻でした。

壮絶な終楽章の最後の盛り上がりの後、凄まじい歓声が上がりました。

ほんとうに大満足なウィーンフィルの美音に包まれ

幸せな時間を過ごせました。

そして、アンコールは、なんとなんと(^^♪

ヨハン・シュトラウス2世:美しき青きドナウ 

コンサートマスター:ライナー・ホーネック

やはりウィーンフィル!うーん、ウィーン最高です(^^♪

酔いしれてしまいました。

ティーレマンはアンコールのウィンナワルツでも

細かなニュアンスを伝え、カッチリと音楽を作る姿に

誠実な人間性を感じました。

ウィーン・フィルの演奏会に行き

ウィーン・フィルサウンドを心の底まで体感しました。

響きは常に豊かであり繊細な響きと

バランスの素晴らしさは最高最強のオーケストラです。

ティーレマン&ウイーンフィルならではの唯一無二のサウンドによる、

究極の完成度を誇る名演に大感動でした。

ありがとうございました。